2019/12/21 20:00

総務省のデータによると、
日本人における純資産1億円の割合は2.3%だそうです。


このデータから見ると、
100人に1人は億り人という計算になりますので、
あなたのお隣さんが億り人であっても何ら不思議ではありません。


もうそんな時代に突入しているんですね。


ただ人の幸せを素直に喜べない、そこのあなた!笑
安心してください^^


ここからは僕の個人的な見解ですが、
僕はこのデータにカラクリがあると思っています。


まず純資産1億円ある人が2.3%という数字は
そこそこ信頼できる数字かと思います。


しかし、そういった方は、
東京の一等地に集中して住んでいる可能性が高いです。


少し前にも児童相談所の件で、
問題になりましたが、南青山とかですね。
そういったところへ行くと80%以上が億り人かも知れません。


そう考えると、その分だけあなたの地域に
億り人がいる可能性は低くなります。


もうひとつカラクリがあって、
ここで言う純資産というのは、
資産から負債を引いた金額だということ。


資産には、預貯金、株式、債券、投資信託、保険など、
定義があるのですが、負債には定義がありません。


おそらく不動産ローンなどが
主な計算材料になっていると思いますが、
おそらくデータにならない負債も結構な額あると思います。


例えばカードローンとか、車のローンとか、事業ローンとか。
仮にこれらを含めての純資産だとしても、
あまり良い状況とは言えません。


なぜなら、資産は減ることはあっても、
負債は基本的に減ることがないからです。
むしろ、増える人の方が多いと思います。


僕の知っている限り、
資産が多い人ほど負債も多いものです。


資産3億円、負債2億円でも億り人です。
けど、この資産3億円が仮に株だとしましょう。


すると、この3億円は紙切れになる可能性のある3億円です。
だけど、負債の2億円は払い終わらない限り2億円です。
金利というおまけまでついて。


つまりこのケースの億り人は、
たった一日で億り人から借金2億円になる可能性のある億り人です。


まあ、ここまで極端なケースは稀だとしても、
こういった億り人が、かなりの数含まれているのは確かです。


僕の周りにも何人かいるんですけど、
住宅ローンを年利1%で借りている人が、
金利0.05%の国債へ投資してるんですよね。
もう、わけが分からないでしょ?笑


だったら国債への投資なんかせずに
1%の住宅ローンを繰り上げ返済してしまった方が0.95%お得です。


僕がまず借金をすべて消して、
もう、二度と借金をしないのはそのためです。


年利3%とか5%で運用する難しさを
嫌というほど知っているから。
利息制限法の上限である20%で借りると、もう致命的。
普通の投資では、まず返せません。


単純に純資産1億円以上といっても、
やっぱりその中身が重要です。


これは僕が親しくさせて頂いてる、
弁護士の先生に聞いた話ですが、
自己破産や債務整理をする人の約7割が、
もともとは、お金持ちだった人だそうです。


頷ける話ですよね。


借金する時には、ルールがあります。
まず消費のための借金は論外。
絶対にしてはいけません。
もちろんリボも。


それ以外で借金をする場合には、
利息以上のリターンが得られる場合のみです。


年利5%の投資に対して、
年利1%で借りる借金はOKですがそれ以外はNGです。
https://www.mobilebizz.jp/nikkei/1195